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イタリアのギター
〜18世紀末から19世紀初頭にかけて〜

ロレンツォ・フリニャーニ
アンナ・ラディチェ
ティツィアーノ・リッツィ著
価格7,500+税

LFエディツィオーニ(イタリア) 2015年出版
A4版、167ページ
イタリア語、英語

本書について

クラシック、アコギ(アコースティックギター)、エレキ(ソリッドボディのエレクトリックギター)などなどギターという楽器には様々な形態があるが、いわゆるバロック-ギターと呼ばれる5コース(1番弦は複線)の形態から現在我々がギターと認識するような単弦6コースという弦の構成が定まって来たのは18世紀終り頃になってである。


本書はギターが近代的な変遷を遂げた時代にイタリア(正しくは現在イタリアと呼ばれる国に含まれる地方)で製作されたギターについて写真や寸法、装飾パーツなどの紹介するとともに、歴史的、地理的、デザイン的考察を記述している。著者の3人は、何れも撥弦楽器の修復、製作、研究を本業としている者たちであり、著者たちが修復を行なった際に調査、検討した資料を元に本書を編纂した。この本で紹介される楽器は1800年前後のイタリアにおいてギター製作において代表的な4つの地域に分け、とりわけ重要な製作家を取り上げその作風、特徴を記している。


現在では小型カメラを使ってわずかな隙間から楽器を内部から観察することも可能だが、修復のために楽器を”オープン”した時に採取した写真資料も多く含まれている。当時の製作家達の仕事の形跡も見て取ることがでるだけでなく、現在となってはほぼ絶滅してしまったり、動植物保護のため使用することができなくなった素材(象牙、クジラのヒゲやある種の貝殻や木材)や製作者の地域にのみ生育する樹木の使用など楽器学の観点からだけでなく動植物学的見地からも興味深い資料が紹介されている。

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主な収録楽器:

[ピエモンテ地方の製作家]
カルロ・グァダニーニ
カルロ・ゴドーネ
ニコラオ・ドゥニ
ガエタノ・グァダニーニ


[ロンバルディア地方の製作家]
アントニオ・モンツィーノ
ジャコモ・リヴォルタ
カルロ・ベルゴンツィ
リヴォルタ兄弟
アントニオ・ロヴェッタ

[トスカーナ-エミーリア地方の製作家]
ジョヴァンニ・アントニオ・マルキ
ジュゼッペ・マルコンチーニ
バルトロメオ・カステッラーニ
フィリッポ・グァルマンディ
ジャコモ・ズッコーニ


[ナポリ地方の製作家]
ヴィンチェンツォ・ヴィナッチァ
ジョヴァン・バッティスタ・ファブリカトーレ
ガエタノ・ヴィナッチァ
ピエトロ・ファブリカトーレ
ガエタノ・デ・グラード
ジェンナーロ・ファブリカトーレ

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